近年、働き方や暮らし方の価値観が変わり、都会から地方へ移り住むことに関心を持つ人が増えています。その際によく耳にするのが「Iターン」「Uターン」「Jターン」という言葉です。これらは人の移動の様子をアルファベットの形になぞらえて表現したもので、移住のパターンをわかりやすく分類しています。この言葉の意味を知ることは、自分の状況を整理し、移住計画を立てる第一歩になります。それぞれのパターンによって、利用できる自治体の支援制度や探し求める情報が異なる場合があるため、自分はどれに当てはまるかを把握しておくと良いでしょう。
Iターンとは、都会で生まれ育った人が出身地とは異なる地方へ移住することです。都会から地方へ、まるでアルファベットのIのように真っすぐに移動するイメージとなります。次にUターンは、地方で生まれ進学や就職を機に一度は都会で暮らした人が、再び生まれ故郷の地域に戻って生活することです。都会へ出て、また元の場所へ戻る軌跡がUの字に似ていることから名付けられました。そしてJターンは、地方出身者が都会で暮らしたのち、故郷とは違う故郷の近くにある地方都市などへ移住するケースを指します。生まれ故郷の近くに戻る点ではUターンと少し似ていますが、戻る場所が故郷そのものではない点が特徴です。
なお、自治体によってはI・U・Jターンを対象に、移住者を増やすための支援策を行っているところもあります。自分がどのタイプに当てはまるかを知っておくと、こうした有益な情報を効率的に集めることが可能です。地方移住を考え始めたら、まずは自分がIターン・Uターン・Jターンのどれに該当するかを確認してみることから始めると、その後の計画がスムーズに進むでしょう。